中国広州駐在妻ゆる日記

ゆるく日記を書けたらと思ってます。

入国時の隔離よりも辛かった😭2022年10末〜11月末ロックダウン

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こんにちは。


日本でもかなりニュースになっていましたが、2022年10月末〜11月末まで中国の至る所でコロナの感染が拡大してしまい、

広州の私が住んでいるマンションも約1ヶ月封鎖されていました。

入国時の隔離は「○日まで!」と期間が決まっていたのに対し、今回のロックダウンはいつ終わるのか分かりませんでした😢「○日に解除される」という発表があっては「やっぱり延長…」という発表があるという繰り返し。精神的にかなり追い詰められました…

そんなロックダウンについて、思い出しながら記録していこうと思います。

ちょっと長いですが、よければ最後までご覧ください。

 

 


【期間】

1番初めに「感染者が増えてリスクが高まっている」という通知があったのは10月25日(火)です。中国ではいきなり封鎖が始まってしまうことがよくあるということは分かっていたので、旦那さんは出社せず急遽リモートワークに切り替え、私も中国語教室をお休みしました。食材の買い出しもスーパーへは行かず、ネットスーパーでいつもより多めに買いました。

そして、同じ週の10月28日(金)にマンションが封鎖されて出られなくなってしまいました。

その翌週あたりにちらっと封鎖が解除されたのですが、それは一瞬ですぐにまた封鎖されてしまいます。

そして、11月11日(金)には私が住んでいる区全体が封鎖されてしまい、区外からの物流が完全に止まってしまいます😭

そこからしばらくは「○日に封鎖解除しますよ!」「やっぱり封鎖延長…」の通知の繰り返しです。このときが本当に辛かったです…

このまま一生ロックダウンかと思ってしまう程でした。

そして、11月30日(水)に突然区の封鎖が条件つきで解除されます。そのあと、正しい情報が分からないのと怖さもあり、すぐには外に出ませんでしたが、12月3日(土)にはひっっっさしぶりにマンションの外に出ました✨

 

 


【食べ物】

ロックダウンにあたって、色んな方々に心配の声をかけてもらいました😭(ありがとうございます!)1番聞かれたのは「食べ物は足りているのか?」ということでした。

幸い「何も食べるものがない」ということは一度もありませんでしたが、それでも簡単ではありませんでした。


10月25日〜11月11日

この期間は外食ができませんが、封鎖がされていないちょっと離れた場所のお店からワイマイ(出前)を頼むことができます。

直接スーパーに行くことはできませんが、ネットスーパーで買い物することができます。(ただ、皆が買い溜めしているので商品はかなり品薄です)


11月11日〜11月30日

この期間は、近くのお店も閉まっているし、区外から区内に物を運ぶこともできないので、ワイマイ(出前)を頼むことはできません😔

また、この期間の初めのうちネットスーパーも全て閉まってしまい、家に残っている物を少しずつ食べていくことしかない時期がありました。少し怖かったです。

(ただ、高いお金を払えばマンションに食事を提供してもらえるサービスもちゃんとあったそうです。)

しばらくすると、近くのスーパーも営業するようになりました。が、とてもとても品薄なんです。

限られた野菜やお肉を買って(ちなみに調味料も足りなくなって買い足せなかったりしている)、工夫してご飯を作っていました。

これがストレスで…

「今日はこれを作ろう〜」と思いながらスーパーでお買い物をしてから料理をするのは楽しいのですが、

「冷蔵庫にはこれがある。どうやったら無駄なく使い切れるか」(もちろん美味しいものを旦那さんに食べさせたい!)を考えながら料理をするのはすご〜〜〜く大変でした。

これがロックダウン中に私が1番頑張ったことです。


また、2回だけマンションからフルーツの果物のプレゼントがありました。

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どちらも手書きのメッセージ付きです。頑張ってくれているのが伝わってきますね。

 

 


私がこのロックダウンを通じて1番強く感じたのは、備蓄の大切さです。

「食べ物の買い溜めって難しいんだな」と改めて学びました。カップ麺等はたくさん買ったつもりでも意外とすぐ食べ切ってしまいます。また、野菜やお肉は物によって保存できる期間が全然違うし、保存方法もとても重要です。

知ってる人からしたら当たり前のことかもしれませんが、私にとっては知らないことばかりでした。経験しないと分からないことってありますよね。

 

 


PCR検査】

感染者が増えると、PCR検査を毎日しなければならなくなります。

初めはマンションのロビーに検査員の方が来てくれるのでロビーに降りて検査をしていましたが、

途中から自分の部屋からも出られなくなってしまい、部屋のドアの所まで検査員の方が来てくれて、部屋から出ずに検査をしていました。

これがいつ来るのか全く分からず…毎日時間が違うのに通知はないんです。中国語のレッスンをオンラインで受けている途中や旦那さんがお風呂に入っているときに来たこともありました。

「1ヶ月も部屋に閉じこもっているのに何で毎日検査しなきゃいけないんだ」とかなり不満に感じていました😤

 

 


【ロボットちゃん】

普段ネットスーパーやワイマイ(出前)を利用した場合は、基本的には配達員に品物をロビーにある棚に置いてもらい、自分達でロビーまで取りに行きます。

ですが、隔離の後半にマンションの部屋から出られなくなると、ロビーに品物を取りに行くことはできなくなりました。

そんなときは、防護服を来たマンションのスタッフがドアの外まで持ってきてくれるときもありますが、もう一つの手段としてロボットが部屋まで来ることがあります。

 

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爆音でメロディーを奏でながら廊下を進んできます。

 

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部屋の前まで着きました。

 

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上の液晶をタップして蓋を開け、商品を取り出します。


マンションのエレベーターや内線と連携していて、本当に無人でフロントから部屋までやって来ます。

初めてみた時は結構びっくりしました。ちなみに、ロボットちゃんは小さい子供の声で喋るのでとってもかわいいです。

こういうの、中国っぽいですよねえ。

 

 


【体調トラブル😢】

この約1ヶ月のロックダウンの間に、中国と日本の衛生状態のギャップのせいかロックダウンのストレスのせいか、一度だけ体調にトラブルが起きてしまいました。これがなかなか大変だったんです。

まず病院に行きたかったのですが、マンションから出て病院に行くには色んな機関に許可をもらわなければならなくてかなり手間がかかります。(やろうとしたのですが、大変すぎて途中で諦めました…)そして、診察はオンラインで受けました。

診察をオンラインで受けた場合、お薬を宅配してもらうんです。しかしこの時期、宅配が区外から入って来られない状況だったので、薬を届けてもらうことができませんでした。

仕方ないので、処方してもらったお薬と同じ名前のものを近くの薬局のデリバリーサービスで探し、購入しようとしたのですが…

薬局のデリバリーサービスは外国人は利用できませんでした😢

そこで中国人の友達に代わりに注文してもらい、私の家に届けてもらいました。


もう〜思い通りにいかないことばかりで、体調も良くないし、かなり精神的に辛かったのです…

結局無事にお薬が届き、体調は改善しましたが、これがロックダウン中1番辛かったことです。

 

 


【突然のロックダウン解除】

2022年11月の中国での感染拡大、ロックダウン、デモについては日本でもかなりニュースになっていたと思います。

私も日本のニュースでデモの様子を見ていて、「これは割とうちの近くだろうな」と思うような所もありました。そして、実際に窓からデモの声が聞こえたこともありました。(実際には見えませんでしたが)


そして、私が住んでいる区も突然会見を開き、ロックダウン解除となりました。

その後どんどんと政策が緩和されて、今のような状況になっていきました。それまでは移動するのにPCR検査の陰性証明や行動履歴の提示が必要でしたが、それが急になくなりました。中国では根拠のない噂やデマが色々と広まり、皆が混乱しているのがよく分かりました。

また、感染者が一気に増えて周りの人はほとんど感染しました。例に漏れず私と旦那さんも感染してしまいました。(ちょうどクリスマスのときに感染してしまったので悲しかったです😭)

 

 


2022年のロックダウンはこんな感じでした。この経験はできれば二度としたくないものです。

先日中国から対抗措置がされて日本からのビザ申請が一時停止してしまいましたね。

私達はもう既に入国してしまっているので、ビザ申請できないことは問題ないのですが、困っている方はたくさんいますよね…

もうこのブログにも何度も何度も書いていますが、私自身や家族や友達がもっと気軽に日本中国を行き来できる日が来ますように🙏