こんにちは。
今回は、ネットで「広州 観光」等と調べても割と上位に出てくる【陳氏書院(陈家祠堂)】という所について書こうと思います。
先月、日本から来てくれたお友達と行って、とても気に入ったので翌々週に旦那さんともう一度行きました✨
では、陳氏書院とはどんな所なのでしょうか。
陳氏書院は広東省広州市中山七路に位置しています。ここは広東省に多い「陳」姓の人々が一族の祖先を祭るとともに、一族の子弟を教育するために造った書院で、陳家祠とも呼ばれています。
陳氏はかつて河南省周辺に存在した小国「陳」を発祥とする姓で、紀元前1127年、舜の末裔であった陶器匠・嬀満が周の武王より与えられた土地(現在の河南省淮陽)で建国したことに始まります。紀元前478年に陳は滅亡し、その末裔たちが四分五裂される中、亡国となった母国の名を姓とした人たちの末裔が現在の陳氏です。
(Webサイトより引用)
歴史的には、上の説明の通りの場所のようです。
そして、見どころとしては彫刻がとても美しい建築と、中に展示されている美術品です✨
上の説明書きの一部には、「1959年に广东民间工艺馆となり、1994年に广东民间工艺博物馆となり、2017年に国家一级博物馆となった」と書いてあります。
チケットは、wechatの公式アカウント上で買うことができます。
入場したい日時と個人情報を入力すると、QRコードを取得することができるので、そのQRコードを当日入り口でピッとかざせば入場できます。
値段も10元(200円弱)ととてもお手頃です。
事前に予約していなくても、当日に入り口でチケットを購入して入っている人もたくさんいました。
また、陳氏書院(陈家祠堂)は、東門が入口専用、西門が出口専用となっていました。
初めてお友達と行ったとき、間違えてタクシーの目的地を西門に設定してしまっていて、運転手さんに「陳氏書院に行きたいなら東門がいいよ」と教えてもらい、事なきを得ました。
そして、いざ中に入るとこんな感じです!
屋根の彫刻がとても細かくて綺麗です🥰
なんとなーく沖縄の首里城を思い出させます。
彫刻の一つ一つは「全部物語があるんだろうな〜」と感じられるようなものたちでした。
そして、外の建築だけでなく、中に展示されている美術品もとても見応えがありました。
私は美術品は全く詳しくないのですが、説明を読みながら一つ一つ見ているだけでとても楽しかったです✨
昔のものから、現代のものまで色々ありました。
金ピカの仏壇のようなもの。これも装飾が細かい。
象牙の作品はどれを見ても「どうなってるの〜?」と言いたくなるぐらい細かいです。すごく綺麗だった。
中国の剪纸です。ここはお土産コーナーの一角。
中国の伝統的な住居の説明もとても詳しく書いてありました。
建築に関する説明も、見ていてとても面白かったです✨
気に入って撮影した丸ふたつ。
他にも素敵な作品がいーっぱいあったのですが、思ったより写真をあまり撮っていませんでした…
それこそ写真に残っていないのですが、麦藁を使って描かれた絵(麦䄭画)が飾られているコーナーがありました。とても綺麗でしたし、初めて見る技法だったので、見ていてとても面白かったです☺️
館内はそこまで広くなく、1,2時間程度で周りきることができました。
また、一休みできるような椅子が至る所にあったのですが、とても居心地がよかったです。
広州では本当に有名な場所だと思うのですが、人が物凄く多い訳ではなく、割と静かで過ごしやすかったです。
広州に遊びに来る人がいたら紹介したいと思える場所でした。
建築や美術に疎い私でもこれだけ楽しめたので、好きな人はもっと楽しいんじゃないでしょうか?
陳氏書院(陈家祠堂)はこんな感じでした✨
また広州の色んな観光スポットを見に行ってみたいです!