こんにちは。
とっってもお久しぶりの記事となってしまいました😨
気づいたら出産して2ヶ月以上経っており、日々あたふたしながら子育てを頑張っています💪
さて、中国に来て大変なことはたくさんいろいろ経験しましたが、
今年「これより大変なことはもう起きないんじゃないかな」という経験を5月〜8月にしました。
それは今年のビザ(居留許可証)の更新です。
とってもとても苦労した出来事なのですが、書いても良さそうな部分を掻い摘んで記録してみようと思います。
重くて難しくて長いと思いますが、興味のある方は是非最後まで読んでいただけると嬉しいです!
【今年からは自分で準備しなくちゃいけない】
私の旦那さんは2021年5月〜2022年7月までの約1年はある日本の会社の青島事務所で働いていて、
2022年7月からはその日本の会社と広州にある現地の会社との新しい合弁会社で働いています。
そして、その新しい合弁会社の社員はまだ実質旦那さん1人に近い状態です。
去年のビザ(居留許可証)更新の際は、青島事務所にいらっしゃる中国人スタッフの方(ビザ更新もすっかり慣れていて全く問題なし)にやっていただいたので、
証明写真とパスポートをお渡ししたらいつのまにかビザ(居留許可証)が更新されていたような感覚です😳
ただ、今回は会社には旦那さんしかいませんし、合弁先の広州の現地の会社には日本人が1人もいないので、全て旦那さん1人(もちろん私も協力しますが!)で手続きを進めなければなりません。
さすがに必要書類等を個人で正確に把握することはできないので、旦那さんは代行会社に必要書類を教えてもらったりして、準備していきました。
実はこの代行会社さんの仕事が遅くて、「あ。これも必要だった」「あれも必要だった」と後からポツリポツリと言ってきたりしたので、なかなか大変でした😢
【必要な書類を集める】
最終的に必要だった書類はこんな感じでした。
●パスポート原本
●工作証
●証明写真
●健康診断の証明
●臨時宿泊証明書
●結婚を証明する書類(私のみ)
などなど
●工作証
「工作証」は、旦那さんが中国で働いていることを証明するものです。
実は、ビザ(居留許可証)を更新する前に、この「工作証」を更新しなければなりません。
そのためにまた別の書類を調達したり審査をしてもらったりして、まず「工作証」を更新していました。
●証明写真
証明写真は、家の近くの写真屋さんに撮りに行きました📷
申し込んでから撮影終了まで10分もかかりませんでした。
これからの申請に必要な青背景の写真と白背景の写真を撮影しました。規定のサイズで写真を印刷してもらい、「正式な写真である証明」を発行しました。(この証明も申請の際に提出する必要があります。)
写真は8枚で40元(約800円)でした。日本の証明写真機と同じぐらいですかね。
●健康診断
青島でのビザ(居留許可証)更新のときは、健康診断を受ける必要はありませんでしたが、
広州では必要とのことでした。
実は、中国で健康診断を受けるのは初めてだったので、ちょっとドキドキです。
健康診断の項目としてX線の検査があったのですが、私は妊娠しているので受けることができません。
心配だったので、通っている産院で念のため「X線検査を受けることができません」というお医者さんの診断書を作成してもらいました。
が、健康診断当日、最初に書く書類の「妊娠している」の欄にチェックしただけで、X線検査をすることはありませんでした。(考えてみれば確かにそうですよね!)
健康診断で印象的だったのは、視力検査です👀
日本では、「C」のようにドーナツのどこが欠けているか伝えることで視力を判断しますが、
今回は、「山、ヨ、E…」のような記号を見て検査をしました!初めてのやり方だったのでとても新鮮でした✨
どっちの方が簡単とかあるのかなぁ…
健康診断は、旦那さんの会社がある地域の施設に受けに行ったのですが、
空いていてすぐ受けることができたし、流暢な英語を話す方が何人かいらっしゃって、とてもスムーズに進みました☺️
●臨時宿泊証明書
「臨時宿泊証明書」は、日本で言う住民票のようなもので、「この住所に暮らしている」というのを証明するものです。
これが少しめんどくさかったです。普通のマンションに住んでいれば、不動産屋さんにお願いすれば10分程で発行できるのですが(ネットで自分で発行することもできるそうです)、
我々はサービスアパートメントに住んでいたので、発行に少し手間がかかりました。
まずフロントで「臨時宿泊証明書を発行したい」という旨を伝えて、ネット上で個人情報を色々と登録します。
そして、準備が整ったら派出所へ行き、出来上がった「臨時宿泊証明書」を取りに行きます。
この時初めて中国の派出所へ行きましたが、びっくりするほどタバコの煙でいっぱいになっていました🚬
建物の中が煙でいっぱいなのは初めて経験しました…
外国人担当のお姉さんがとても仕事の出来そうな方で、とても安心できました!
●結婚を証明する書類
結婚を証明する書類は、戸籍謄本・戸籍謄本の中国語訳・領事館認証の書類を、2021年に中国に入国する際のビザ取得のときから使用しています。
【いざ更新の申請!】
用意していた書類を持って、まずは工作証更新!というところで、旦那さんの日本出張が決まってしまったんです。
日本に行くのにパスポートが無い訳にはいかないので、ビザ(居留許可証)更新を今申請することはできません。
そんなこんなをしているうちに、ビザ(居留許可証)失効まであと数日となってしまいました。
工作証更新を申請するには、ビザ(居留許可証)の残りの有効期間が短すぎるとのことで、工作証更新の申請をすることはできず、まずは停留ビザを取得しなければならなくなってしまいました😢
自分達は1ヶ月程前から準備を始めていたのに…!
代行会社さんがポツリポツリと必要書類を知らせていなければ、間に合っていたかもしれないのに…!
【初めての停留ビザ】
停留ビザとは、やむを得ない場合に申請することができる臨時の短期ビザです。
有効期間はその時と場合によります。
住んでいる地域のビザセンターへ行き、停留ビザを申請しに行きます。
ビザセンター自体は人がとても多くて混んでいましたが、その時は外国人が少ない地域に住んでいたので、外国人対応の窓口はとても空いていました。
またまたここの外国人担当のお姉さんも仕事が早い方で、とてもよかったです✨
しかし、そこで一つ問題が発生してしまいます😢
ビザ(居留許可証)の申請にも必要で既に取得していた「臨時宿泊証明書」が、停留ビザの申請にも必要だったので持って行ったのですが、旦那さんの分が失効してしまっていたのです。
1週間程前に発行したばかりだったので、理由が分からずうろたえましたが、仕方ありません。
再発行してもらい、もう一度派出所に行き(例のお姉さんには覚えられていました)、「臨時宿泊証明書」をもう一度受け取りました。
後に不動産屋さんが失効した理由を説明してくれたのですが、「臨時宿泊証明書」は一度中国国外に出ると失効してしまうことがあるそうです。旦那さんは日本出張に行っていたので、そのときに失効してしまったようです…
今度こそ必要書類を揃えて、後日もう一度停留ビザを申請しました。(こちらのお姉さんにも覚えられました😔)
ちなみに停留ビザの必要書類は、元々ビザ(居留許可証)更新のために準備していたものの一部を提出すればよかったので、新たに手に入れなければならない物はなく、そこは楽でした✨
停留ビザは、申請してから数日で受け取ることができました。これで工作証を申請することができます!やっと…
ちなみに今回の停留ビザの有効期間は1週間程でした。
このとき、人混みのすごい色んな役所に何度も行き、私は風邪をもらってしまいます😵💫
何度思い出しても妊娠中の風邪は辛かった…泣
【ついにビザ(居留許可証)申請…?!】
停留ビザも無事に取得できたので、工作証も無事申請することができました☺️
工作証は1週間程で受け取ることができました。
そして、なんとタイミングの悪いことに、ここで我々はお引っ越しをしてしまいます🚚
これは前々から決まっていたことですし、家の契約更新の時期の関係もあるので仕方ありません。
ということで「臨時宿泊証明書」は取り直しとなります…
早くしないと停留ビザの有効期間が終わってしまいます!
本来は引っ越してから「臨時宿泊証明書」を発行できるまで、必要手続きを踏まなければならないので少し時間がかかってしまいます。しかし、不動産屋さんに少し無理を言って、本来より早めに発行していただくことができました。ありがたい…🙏
ビザセンターで新たな必要書類が判明したりしてバタバタしましたが、
無事なんとかビザ(居留許可証)を申請することができました😭
【悲劇の始まり😱】
約2週間後、新しいビザ(居留許可証)を受け取りに行きました。
が、なんとここで「通過しなかった」と言われてしまいます。
どういうこと?!?!
旦那さんの会社はまだ新しいため、「ダミーの会社なのではないか。」と疑われてしまい、審査が通らなかったのだそうです。(もちろんちゃんとした会社です!ご安心ください!)
仕方がないので、ここでまた停留ビザを申請するしかありません。
「ちゃんとした会社であることをこの機関に説明しに行ってください」と、ある役所を案内されます。
ちなみにこの時点で妊娠9ヶ月32週です。
旦那さんの会社がある地域のビザセンターには毎回タクシーで1時間以上かけて来ています。(お腹めっちゃ張ります)
ようやく新しいビザ(居留許可証)を受け取れると思ったのに…
【審査を覆すために旦那さんがめちゃめちゃ頑張った】
停留ビザを手に入れて、ここからは「旦那さんの会社がちゃんと稼働していること」を証明しなければなりません。
まずは、旦那さんの会社の合弁先の会社の総経理の方に協力していただいて、ビザセンターで「この機関で説明してね」と言われた機関に説明をしに行きます。
会社の色々な发票など、説明に使えそうなものを準備していきましたが、
なんと、話を聞いてもらうことはできませんでした…😢
「一度上で決まったことだから」と…
この時点で本当に色々な人に協力してもらっています。旦那さんも、必死に説明しますが聞いてもらえず…
ここで、中国の役所で一度決まったことを覆す大変さを感じます。
仕方がないのでこの日はそのまま帰ることに…
めっちゃ泣きました。
こんなに頑張ってもどうにもならないことってあるんだ…
その後も、旦那さんも会社の方も本当に頑張って色々なツテを使ってどうにか解決しようとします。
私は待つのみ。ここで数日が過ぎていきます。
旦那さんは、自分のお仕事の方も大変になってきていて、かなり忙しかったんじゃないかと思います😢
私が印象に残っている出来事があります。
その日もビザ(居留許可証)更新のために色んな所を飛び回っていた旦那さんが、会社には戻らずいつもより早めに直接家に帰ってきました。
しかし、その日も上手くはいかず、彼の気持ちとしてもかなり落ち込んでしまい、結局いつもの帰宅時間まで家の周りをウロウロしていたそうです。
その光景を想像しただけで辛い😢
ただ、その日は最終的に少し良い展開がありました。ビザセンターのそこそこ偉い方と直接お話をするチャンスをいただけたんです。
旦那さんと一緒に頑張ってくださっている上司の方から、その良い報告をゲットしてようやく旦那さんは家に帰ってくることができたそうです。
【ビザセンターのそこそこ偉い方とのお話とその結果は…?!】
旦那さんと会社の方々で「旦那さんの会社が実際に稼働している」という材料をたくさん準備して、ビザセンターのそこそこ偉い方に会いに行ってくれました。
そしてその結果は…
またもや話を聞いてもらうことはできませんでした。
本当に、一度決まった話を覆すのは難しいです…
この日、ビザセンターの1番上の偉い方とお話をするアポイントも取ることができました(その次の日お会いできるとのこと)が、そこそこ偉い方とのお話が上手くいかなかったので、1番上の偉い方とのお話もかなり望みが薄いということでした。
この、ビザセンターのそこそこ偉い方とのお話が終わった時点で旦那さんから電話がありました。
「今日の説明も上手くいかなかった。明日ビザセンターのトップの人とお話をするチャンスをもらったけど、それも多分成功する可能性は低い。明日上手くいかなかったら、日本に帰ろう。」
「日本に帰ろう」というのは本帰国するということではなく、一度日本に戻って、ビザ(居留許可証)を「更新」するのではなく旦那さんのビザをまた「ゼロから申請」して、その数ヶ月後また私のビザを申請して、また広州に来るということです。
「日本に戻り、数ヶ月後にまた広州に戻ってくる」という移動だけで考えれば大したことはありませんが、
この時点で妊娠9ヶ月34週。
片道1時間以上かけて何度もビザセンター等の役所に何度も行くだけでもすごく辛かったのに、日本への渡航は簡単なはずがありません。
また、旦那さんは新しい会社の仕事がどんどん忙しくなってきている所で、一度数ヶ月日本に戻るというのはきっと大変なはずです。
出産の日にちも迫っているので、日本に帰るとしたら分娩ができる産院をすぐに探さなければなりません。
滞在する場所も確保しなければなりません。
その滞在する場所としてかなり有力なのは、私の実家です。
ということで、この日の時点で私の実家に連絡しました🏠
これまでビザ(居留許可証)更新に手こずっているということは相談してこなかったので、いきなり「来週日本に戻るかも」という報告をすることになってしまいます😢
こんなとき、親の存在はとても大きいですね。
私達夫婦が不安で押しつぶされそうになっているのを気遣ってか、両親はすごく落ち着いています。必要なことを淡々と話し合ってくれました。それで、ほんの少しだけ落ち着くことができました。
将来、こんな風に我が子のピンチと向き合うことができたらいいなぁ。
それでも、不安な気持ちはやっぱり消えず…
いつもベッドに入って0秒で眠りにつくのが特技の私が、なんと朝まで眠れませんでした😨
次の日はフラフラしてぼーっとしていました…
【これがダメだったら帰国😢旦那さんがビザセンターのトップの方とお話】
次の日、旦那さんが会社の方達とビザセンターのトップの方とお話をしに行きました。
会う約束をしたのは14時。
私はそわそわしながら旦那さんからの連絡を待ちます。
15時頃旦那さんから着信があります。
「今回もたぶん話を聞いてもらえないだろう」と言われていたので、
旦那さんを明るい声色で慰める準備をして、電話に出ます。
すると、旦那さんから予想外の言葉が。
「いけたかもしれない。
ビザ(居留許可証)の更新の申請ができそうだから、パスポートを持って今ビザセンターに来て。」
とのこと
おぉ…!!!✨
「上手くいきますように」と願ってはいたものの、望みは薄いと思っていたのでほとんど諦めていました。
するとまさかの良い知らせ✨✨
急いでビザセンターへ向かいます🏃♂️
【ついにビザ(居留許可証)更新の申請までこぎつけた】
タクシーでビザセンターへと向かいます。
前日一睡もできていないのにも関わらず、片道1時間以上のタクシーの中ではそわそわして眠ることもなくスマホをいじるでもなく、ずっと時計だけを見ていました。
ビザセンターへ着くと、旦那さんと会社の方々が待っていました。
私達のために必要な書類を集めたり、人脈を使って色んな人達にかけあってくれたりして、この日もビザセンターのトップの方とのお話のあと、1時間以上かけてやってくる私を待っててくれました。
ビザセンターのトップの方とのお話が上手くいき、ビザ(居留許可証)更新の申請書類を受け取ってもらえることになったそうです。
頭ごなしに否定したりせず、きちんとこちらの話を聞いてくれたようです😢
その日は無事に必要事項を提出し、再び申請するところまでできました。
更新までは約2週間かかります。
おそらく大丈夫だろうとのことですが、まだしばらくそわそわする日が続きます…
【ようやく申請できたビザ(居留許可証)の発行を待つ日々】
申請時に、「◯日にできるよ〜」と言われた日に旦那さんがビザセンターへ行くと、
「まだ一つ前の段階の手続きが終わってないから完成していない」と言われてしまいました。
こういうことは、中国ではよ〜くあります。
中国で期限がのびのびになっていくのは慣れっこなのですが、このときは本当に切羽詰まっていたのでショックでした😨
大人しく待っているしかできることはないのですが、そわそわそわそわ…
ついに臨月にもなってしまっていて、「今産まれたらどうしよう…」という焦りと不安の気持ちでいっぱいでした。
また数日後、例のビザセンターのトップの方から旦那さんに連絡が。
会社の存在を証明するための資料(明細など)を追加で送ってくれとのことでした。そして、「来週にはビザ(居留許可証)できるよ」とのこと…ついに…
【ついに😭😭】
そして次の週、ついに旦那さんがビザ(居留許可証)が発行された我々のパスポートを受け取りに行ってくれました!
よう〜やくです!
諸々の手続きを始めてから約4ヶ月!
出産予定日の25日前のことでした。
ほんとに、2人とも(特に旦那さん)よく頑張りました😭
不安でいっぱいでたくさん泣いてしまったりしましたが、無事解決してよかった〜
これが、「中国に来て1番大変だった出来事」です。
やっぱり外国に住んでいると、突然試練が訪れたりしますよね…
とにかく、無事に解決して本当によかったです。
来年以降はこのようなトラブルがもうありませんように!!
長い記事を読んでいただきありがとうございました🙇♀️